スポーツとBCAA

その他の効果

さてここまでスポーツをする際のBCAAの効果について述べてきましたが、一度まとめてみましょう。激しい運動負荷をかける前に摂取しておくと、トレーニング中のエネルギー不足に効果がある。(筋肉の分解を妨げる効果)それと、運動を継続している間一時間おき程度にBCAAを摂取すると、効果が持続するという特徴もありました。

また、トレーニングの後にBCAAを摂取すると、運動によって損傷を受けた筋繊維の修復を促進する効果もありました。もう一つ重要な特徴が、血中トリプトファンの濃度が挙がるのを防ぎ、結果としてセロトニンという伝達物質が脳へ「休め」という指令を伝える経路を遮断する働きがありました。眠気やだるさといったものを防ぎ、集中力を長く保つことができるようになるのです。

以上の三つの効果については、科学的に実験を繰り返して得られたデータを基にした「BCAAの効果」であり、この効果を狙ってBCAAサプリメントを摂取する方も多いでしょう。

しかし巷ではこの他にも、いくつかBCAAの効果として挙げられている特徴があるというのです。その効果とは何でしょうか。

医学的な作用ですが、BCAAからは体内でアンモニアという有毒物質を分解するために必要な、グルタミン酸を生成する働きがあります。この働きにより、肝臓の働きが低下している人にBCAAを経口または点滴などで投与すると、血中のアンモニア濃度が低下することが分かっています。

その他、消炎効果や美肌効果があるというウワサもありますが、どのアミノ酸がどのように効果的であるかははっきりと分かっていないようです。ただし、身体を作るたんぱく質はアミノ酸から出来ているのですから、バランスよく摂取すれば健康な身体作りに役立つのは間違いないでしょう。